小児外科教授藤野明浩からのご挨拶

慶應義塾大学医学部小児外科学教室のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
生まれたばかりのお子様であっても、外科的手術を行わなければ命を救えない病気は数多く存在します。かつては成人外科医が担っていた小児手術ですが、1950年代後半に「小児外科」という専門領域としての確立と発展が始まりました。当教室はその草分けとして昭和34年に発足いたしました。以来、大都市東京において難易度の高い小児疾患に取り組み、常に本領域を牽引してまいりました。生まれながらに重要臓器に病変をもつお子様や複雑な疾患に対し真摯に向き合い、ご家族と固い信頼関係を築きながら、情熱をもって最善の治療を模索し、新たな発見や治療法の発展に尽力しております。
現在では多くの小児外科疾患で標準的治療が確立され、数多くの命を救えるようになりました。そうした疾患に対しては、将来への影響や患者様の負担を少しでも軽減できるよう、当教室でも内視鏡手術(腹腔鏡・胸腔鏡)や新規薬剤の導入など医療の高度化を進めております。一方で、未だ根本的解決に至っていない先天性疾患や指定難病も数多く存在します。私どもはあらゆる小児外科疾患に最善を尽くすことはもとより、とりわけ「他施設で治療困難な患者様」や「重症・難病の患者様」を救うことを第一の使命と自負しております。一般外来や救急搬送に加え、高度な治療を要する患者様や、小児期から成人期へのトランジションを迎える方の受け入れにも注力しております。
本ホームページでは、当チームの診療や取り組み、最新の研究活動、小児外科が扱う疾患等についてご紹介しております。ご関心のある項目をご覧いただき、私どもの真摯な取り組みや小児外科医療へのご理解を深めていただけますと幸いです。
私どもは笑顔と幸せを求めて、教室員一同、子どもを中心とした全ての患者様、そのご家族に寄り添った優しい医療を、誇りをもって進めて参ります。
2026年10月1日
慶應義塾大学医学部外科学(小児) 教授 藤野 明浩