学生・研修医の方へ

学生・研修医の声 / 初期臨床研修医の感想

小児外科での研修
リンパ管腫の研究について

 将来の進路として小児医療に興味があり、小児外科での研修を希望いたしました。鼠径ヘルニアや停留精巣、Hirschsprung病などのcommon diseaseから胆道閉鎖症や中長軸捻転、鎖肛などの緊急疾患まで、多くの疾患への検査や手術、管理について学ばせていただきましたが、一つ一つの検査や治療が大変興味深く、また、診療の考え方や手技の細やかさと早さに大変感銘を受けました。
例えば、全腸管型Hirschsprung病の術後の患者様に、洗腸や精密な点滴管理を行い、また、看護師やリハビリテーション科といった多くの方々と一緒になって児の発達を考えるなど、細やかなところに気を配り、児の成長を見守っている姿からは全腸管型Hirshsprung病の難しさや小児外科の先生方の凄さを感じました。ほかには、中腸軸捻転の手術で、腸が大きくねじれているところを実際見て、中腸軸捻転の怖さとその緊急性を強く実感しました。
今回の研修は、小児医療において小児外科が担う役割の大きさや小児外科の凄さを強く実感した研修でした。今後、小児医療に進むにあたり、今回得たことすべてを残さずに生かしていきたいと考えております。

慶應義塾大学病院 研修医 進藤淳也

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